11日のロシア株式市場は反発した。対グルジア軍事衝突を契機とした地政学的リスクを嫌気した売りに、寄付き後10分で主要銘柄は軒並み年初来安値を更新、MICEX指数は1282.38と前週末比5.68%安まで急落した。この間外国為替市場でもルーブルが1.7%ほど下落、債券市場でもロシア国債への信用コストがSDmlrnms5U=">5LiK昇してロシア売りの様相を呈した。これに対し、ロシア中央銀行はルーブル買い介入を実施したもようで、下落分を一時間ほどで全て取り戻した。為替市場の反転を見て、主力株が軒並み5%以SDmlrnms5U=">5LiK下落していた株式市場もバーゲン・ハンティングの動きに値を戻した。メドベージェフ大統領が軍事作戦の大部分は完了した、とコメントしたこともあり、戦局の早期終結を期待感も一部で高まって相場はSDmlrnms5U=">5LiK昇に転じ、そのままSDmlrnms5U=">5LiK昇幅を拡大して結局高値引けとなった。MICEX指数の終値は前日比3.87%高の1412.25、RTS指数は1.18%高の1742.96。
12日のロシア市場は下落して寄付きそうだ。グルジア情勢はイラクに従軍しているグルジア軍の移送を英米両国が支援しているとしてロシア側は態度を硬化させているうえ、戦局は南オセチアから他地域に拡大しつつあり、混迷はむしろ深まっている。さらにドルSDmlrnms5U=">5LiK昇が止まらず、原油価格が昨日のロシア市場終了時と比べ、2ドル強下落している。グルジア情勢は欧州の地政学リスクを高めており、これがユーロ安、更には原油価格下落という連鎖となっており、ロシア市場への売り圧力となっている。
ただEU議長国であるフランスのサルコジ大統領が、本日事態収拾に向けロシアを訪問してメドベージェフ大統領と協議することが予定されており、紛争の早期終結が実現すれば、あく抜け感から相場反転の契機となることも期待される。
グルジアでの軍事衝突がロシア株式市場に与える影響について、市場関係者の中でも見解が分かれている。JPモルガン・チェースは軍事衝突が継続している間は、投資家の安全志向からSDmlrnms5U=">5LiK値が重く、戦闘長期化は政治的リスクを高める、としてロシア株に対して"アンダーウェイト(売り)"との投資判断を据え置いた。一方、クレディ・スイスは軍事衝突の早期終結と長期的和平案が締結されれば、ロシア市場はSDmlrnms5U=">5LiK昇に転ずる、との見解を示した。2006年と比較してロシアのGDPは9860億ドル(約109兆円)から2008年には1兆6400億円(約180兆円)に拡大しており、原油価格も1バレル=66ドルから115ドルにSDmlrnms5U=">5LiK昇していることを考慮すれば、この数週間のロシア株式市場の下落は行き過ぎ、として、ガスプロム(GAZP)、ロスネフチ(ROSN)、ルクオイル(LKOH)、ズベルバンク(SBER)、水力卸売発電(HYDR)を推奨した。
(提供:ARUJI GATE証券株式会社)
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